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現役高校生・大学生による
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2018年1月25日

文学座附属演劇研究所研修科55期生インタビュー

西村知泰

―文学座附属演劇研究所に入所しようと思ったきっかけは。

以前は「劇団唐ゼミ☆」に所属していました。そこを出てフリーになるときに、きちんとカリキュラムがあるところでさらに訓練を積んだ俳優になりたいと思い入所を決めました。何度か作品を観ていて印象が良かったことが文学座を選んだ理由です。

―入所してからはいかがでしたか。

たくさんの講師の授業があって、講師によって考え方が異なるというのもおもしろいなと感じながら授業を受けていました。とても風通しのいい環境だと思います。

―研究所生活で印象に残っていることは。

研究所に入る前から演出助手をやったことはありましたが、基本は役者をやっていました。今年度最初の発表会『家を出た』では、ちがった角度から参加してみたいと思い出演を辞退し、制作周りを手伝っていました。それもとても楽しくていい経験だったと思っています。有志で行っているマッスル演習もいい思い出です。

―マッスル演習とは。 身体、精神の限界に挑戦する修行のような旅です。

同期6~7人がメンバーです。先日行ったマッスル演習第6弾は、2日間で100kmほぼ休みなしで歩き続けるという内容でした。33時間くらいかかりました。これはやってみてわかったことなんですが、人間100km歩くと怪我をします。これまでは冬の富士山に登ったり奥多摩まで自転車で行ったり北岳に登ったり伊豆大島を一周したり…

―マッスル演習で変わったことはありますか。

最初はいろいろな景色を見たり、つらいことをしたりすることで演技に役に立つだろうと役者修行の一環で始めたんですが。新しいこととかただただしんどいことに挑んでいくことにマッスル演習を通じて抵抗がなくなっていったと思っています。役者としての精神面・肉体面の鍛錬につながっていますね。僕にとって研究所生活とマッスル演習とはもはや切り離すことの出来ないものになっています。

―『美しきものの伝説』の稽古はいかがですか。

群像劇の難しさは感じていますが、与えられた役を丁寧に作れたらと思います。卒業公演ですが集大成とは思っていなくて、最後とはいえこれまでも毎回違うことをやってきたので、今回も自分なりの新しいアプローチを見つけて成長するプロセスになったらと思います。

2016年『からゆきさん』
撮影=飯田研紀 ※禁無断転載
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