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2017年2月8日

犬と串case16.「Peach」稽古場レポート

2月16日

 犬と串case.16『Peach』の稽古場を、初日を6日後に控えた2月16日に見学させていただきました。

 稽古前から既に皆さんは小道具のチェックや個人練習をされていたり私にきび団子をくださったり笑(本作が桃太郎をモチーフしているため?笑)活気に溢れていました。

 そして演出のモラルさんが入られて、稽古がスタート。仮セットが組まれ、音楽や小道具も用いながらの稽古となるこの日は、キーパーソンを演じる安達雅哉さんのシーンを中心に稽古が進みました。1連のシーンに20分から長いときには1時間近くかけてじっくりと作りこんでいきます。 モラルさんはこのセリフはどのような感情で話しているかを随所で確認し、演出を加えます。それによりセリフの印象ががらっと変わったり、動きがダイナミックになったり、私でも違いを実感できました。一方、そのシーンに出演されない方も、メモのたくさん書かれた台本を読み込んでおり時間を惜しみません。

  稽古が進む中で、特に気になったシーンを3つ紹介させていただきたいと思います。 1つ目は藤尾姦太郎さん(左側)、安達さん(右側)のメインキャストお2人が握手をするシーン。

気になった理由は、このシーンが様々なバージョンで演じられたからです。どれも面白く、クスッさせられるのですが、「これはこの役はしないかな?」「これだとやりすぎてるかな?」と皆さんで意見を出し、改良を重ねていました。結果どのようなシーンになったのか、是非劇場で確認していただきたいと思います!

 2つ目は安達さんと綾乃彩さん(手前)のシーン。

 気になった理由は、演出方法が多岐に渡ったからです。
 このシーンでは安達さんの役は綾乃さんの役をどのように思いながら喋っているのかという感情の理解が難しいので、安達さんの役を藤尾さんが代わりに演じてみたり(下の写真参照)、体験談を引き出し、その時の感情を演技に活かそうとしてみたり時間をかけて稽古が行われました。

 さらに、詳しくは説明できませんが、下の写真のようにこの場に本来いないはずの藤尾さんがいることで、感情を表しやすくなるのではと実践してみたり!この効果で感情豊かなシーンになったのではないでしょうか!?

3つ目は、堀雄貴さん(左側)、伊澤玲さん(中央)、藤尾さんの3人の掛け合い。
 この3人は役で一緒に行動しているのですが、既にコンビネーションは抜群で、3人のいるシーンは和気藹々でクスクス笑えてしまいます。このシーンは真面目に喋っているのですが、それが妙に面白く是非注目してもらいたいと思います!

 以上のシーン以外も、どの役も個性的で面白いですし、神戸アキコさん(左側)、萩原達郎さん(右側)の何やらありそうな関係性や

安達さんと共にある計画を遂行する板倉武志さん(左側)、満間昂平さん(右側)、土佐まりなさん(中央)の謎や不思議な関係性など、まだまだ気になるシーンがあります。

 現在絶賛公演中の『Peach』。毎日の濃密な稽古で桃のように熟してきていると思いますので、是非劇場に足をお運びください!

 最後に、先日のレポートでもお知らせしましたが、「高校演劇友情割」を紹介していただきました。学生2500円のところ、高校生は3人までならまとめて1200円で観ることができます。2人なら1人600円.3人なら1人400円と非常にお得です。是非ご利用ください!
http://tkek.org/2017/02/08/3378

 また、役者の皆さんが交代で稽古場ブログを書いています。稽古場見学で私が実感した活気ある皆さんの雰囲気を知ることができますのでこのブログを見れば作品の見方も変わるかもしれませんね!

(文責:赤澤)

【公演情報】
犬と串 case.16「Peach」
作・演出:モラル
会場:シアター風姿花伝

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