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2017年7月8日

文学座附属演劇研究所 研修科 2017年第2回発表会『ゴドーを待ちながら』稽古場レポート

7月23日

 稽古場での読み合わせから場所を移し、素敵な舞台セットが組まれたアトリエでの立ち稽古。セミの声が響く中で、役者のみなさんは稽古に臨んでいます。チケットはすでに完売。否が応でも気合が入ることでしょう。

 この日の稽古は一幕終盤、ポッツォ、エストラゴン、ウラジミールたちの軽快なやり取りのシーンです。役者それぞれが考えてきた演技を舞台上で繰り広げています。それを演出の鵜山仁さんが丁寧な指導でよりよいものに仕上げる作業をしていきます。鵜山さんからは「その動き(=演技)になる理由を見つけること」「段取りを踏むことだけに意識が向いている状態からどのように芝居を作っていくか」などの問いかけが。鵜山さんからヒントをもらい、同じシーンをやってみるとどこか探り探りだった演技が格段に進化。どんどんメリハリがつき、観ているものを引き込むシーンが出来上がっていきます。

 演出をする際の鵜山さんは演出家卓と舞台を常に行き来。自ら演じて見せたり、戯曲の解釈に困ると英語版戯曲と照らし合わせてみたり。とにかくパワフルで手を抜かない姿勢が伝わってきます。それに応えようと役者のみなさんも必死です。出番でない役者もメモを取り続け、貪欲に吸収しようとしています。休憩中も役者同士で意見交換をしたり、演出部は舞台の採寸をしたり、とにかく休む暇なくみなが考え続ける現場となっているようです。

 不条理劇の傑作『ゴドーを待ちながら』 鵜山仁さんと文学座附属演劇研究所の役者たちによって、どのような作品に仕上がるのでしょうか。あの多くの出演者はいかにして舞台に現れるのか…!見どころ満載のこの公演。必見です。(文責:石本)

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