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2017年7月8日

文学座附属演劇研究所 研修科 2017年第2回発表会『ゴドーを待ちながら』稽古場レポート

7月8日

8月4日から6日に上演される文学座附属演劇研究所 研修科 2017年度第2回発表会『ゴドーを待ちながら』の稽古場の様子をお届けします。

写真提供=文学座附属演劇研究所

サミュエル・ベケット作の不条理演劇の金字塔、『ゴドーを待ちながら』。初演は1960年文学座によって上演されました。その後数々の演出家、名優によって上演されてきた名作がこの夏、研修科55期、56期生によって上演されます。演出は第11回読売演劇大賞大賞・最優秀演出家賞を受賞されるなど、数々の名作を生み出し続ける演出家、鵜山仁さんが担当されます。

爽やかな挨拶が交わされる中、まず稽古が始まる前に行われるのが掃除。それが終わるとテーブルをロの字型に並べて読み合わせの準備をしていきます。素早い準備からは研修科の一体感が垣間見えます。

演出家の鵜山さんが到着されると早速読み合わせが始まります。まだ配役を決める前の段階ということで、色々なヴラジーミル役、エストラゴン役のペアが試され、名前を呼ばれた2人がテーブルの真ん中で読み合わせを始めます。今回の稽古では計5ペアの稽古が行われました。それぞれの個性が役にも生かされていきます。役者同士の濃密なコミュニケーションによって新しい演技が次々に生まれていきます。

写真提供=文学座附属演劇研究所

言葉の一つ一つを丁寧に読み込み、変化を持たせていく。戯曲という線画に色を加えていくように繊細な作業が丹念に行われます。時には英語訳の戯曲と照らし合わせながら、戯曲の解釈や言葉の意味をより深めていきます。その場のキャッチボールで生まれ変わっていく稽古場から、より観ている人に伝わる会話を生み出そう、常に動き続ける舞台を作ろう、そんな印象を受けました。

写真提供=文学座附属演劇研究所

「言葉が体感としてどう変化するのか?」これが今回のモットーだそうです。今回の稽古では1幕の1/5ほどを読み込んできました。ここからまた新しい登場人物、新しいペアが加わることでどんな新しい動きが生まれるのか、色々な仕掛けがまだまだ用意されているそうです。

7月16日11:00にはチケットの一般予約も始まります。是非文学座附属演劇研究所研修科による『ゴドーを待ちながら』、新しく生まれる舞台にご期待ください!

写真提供=文学座附属演劇研究所
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