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2017年9月20日

文学座附属演劇研究所『ペンテコスト』稽古場レポート

写真提供=文学座附属演劇研究所

9月20日

 10月7日から9日にかけて上演される文学座附属演劇研究所 研修科 2017年度発表会『ペンテコスト』の稽古場の様子をお届けします。 本作はデヴィッド・エドガーの戯曲が原作で、演出は松本祐子さんが担当されます。松本さんは本作の2002年の上演時に第9回湯浅芳子賞を受賞なさっています。  

 この日は先日の台風から一変、からりとしたお天気でした。組み立てられた舞台セットには、はじめから多くの俳優がスタンバイしています。ほぼ全員が出ずっぱりといっても過言ではないこの舞台、出る側も観る側も一瞬足りとも気が抜けません。演出家の松本さんは、全ての出演者の振る舞いや表情に目を光らせ、指示を飛ばしていきます。特に、感情が表情に出ているかどうか?人が動くタイミングは適切か?という2点については鋭く指示をしていました。この2点に気を配ると、作品はより観ている人々に伝わりやすくなるのだと感じました。俳優たちも指示を受け同じシーンを繰り返すごとに、指示されたこと以上を目指し、口調や表情に変化をつけていました。回数を重ねるごとに演技が良くなっていくだけではなく、ストーリーの流れがスムーズになっていき、迫力を増していったのが印象的でした。本作は「多言語が飛び交う」というのが大きな特徴であるため、全てのセリフが理解できるわけではありません。そのため、観客に今何が起きているか?何を話しているか?ということを伝えるために、より動作や表情に気をつかわなくてはならないのだと思います。本番までの約3週間でさらに魅力を増すであろうこの舞台、ぜひお見逃しなく! (文責:久留原)

写真提供=文学座附属演劇研究所
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